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オシンコシン展望台へ

こんにちは。知床世界遺産センターの山田です。
最近オシンコシンに展望台があることを知ったので、今日はそこへ自然収集に行ってきました。
生まれて初めて「オシンコシン」という単語を聞いた時、僕はおしんこの神様「おしんこ神」がいるのかと感動しましたが、人に話す前に間違いに気が付きました。危ない危ない。

ちなみに「オシンコシン」はアイヌ語「オ・シュンク・ウシ(エゾマツが群生する所)」が由来とされているそうです。

それではいざオシンコシン展望台へ!

オシンコシン展望台ですが、斜里側から車で登る「南ルート」と、ウトロ側から車で登る「北ルート」があるのですが、現在「南ルート」は閉鎖されているので、ウトロ側「北ルート」から入っていきます。

初夏の装いの木々に囲まれ気持ちが良いですが、初めての道なのでスピードと野生動物に気を付けながら車を走らせました。

途中の分岐を左に曲がると少し開けた場所に出ます。ちょっと進むとオシンコシン展望台という看板が見えてきますので、その前にある駐車スペースに車を止めます。

工事中で決して静かとはいえませんが、先ず出迎えてくれたのがこの方。

20200618ホオジロ.jpg
 
ホオジロの雄です。電線の上で鳴いていました。
ホオジロの雄の黒と白のコントラストを見ると、いつも歌舞伎を思い出します(見たことはないですが......)。

次に目に飛び込んできたのがこちら。

20200618カラフトホソバハコベ2.jpg
 
辺り一面に咲き誇る小さな白い花。
さて。これはなに?

20200618カラフトホソバハコベ.jpg
 
戻ってきた後図鑑とにらめっこして導き出した答えが、

「カラフトホソバハコベ」

です。

花の写真を撮った後、何か視線を感じるなと思ったら、

20200618エゾシカ.jpg
 
エゾシカがいました。

この他にも3頭がいて、こちらに気が付き警戒していたので「ごめんなさい......」と呟き車に乗り込み退散しました。

その後分岐点まで戻り、今度は南ルート側に車を走らせてみましたが、すぐに通行止めに行き当たります。
しかし、少し手前に車を停めるスペースがあり、そこからの景色は絶景でした。

20200618オシンコシン近辺の岩.jpg
 
崖の形がかっこよいだけではなく、海も綺麗でオホーツク海も一望でき、横切るオジロワシや、オオセグロカモメ、ウミウ等々も観察できます。

そして直ぐ近くには、

20200618エゾスカシユリ.jpg
 
南国チックな鮮やかな花が。
調べてみるとエゾスカシユリという花でした。道東、道北ではよく見られる花で、知床ではないですが斜里郡小清水町の町の花として制定されています。

さて、そろそろ帰ろうかなと思った時、凄い近くからキビタキの声が聞こえてきたので、目を凝らして林を覗いてみると、
 
20200618キビタキ.jpg

いました。キビタキの雄です。
毛づくろいしながらさえずっていました。
林に響き渡るキビタキの鳴き声。僕はこの鳴き声が凄い好きで、遭遇する度になんでマイクを持ってこないんだと後悔しています。今回も後悔しました。

という感じで、色々な動植物が観察できる上に、良い景色も眺めることができるオシンコシン展望台。
オシンコシンの滝だけではなく、時間に余裕がありましたら展望台の方へも足を延ばしてみてくださいね。

担当:山田

記事掲載日: 2020/12/04  カテゴリ: 知床自然情報