知床世界遺産センターホーム

HOME > 知床自然情報 > 季節の移ろいの早さ

季節の移ろいの早さ

おはようございます。知床支部の山田です。
僕は3月の下旬から知床に移住してきたばかりの知床1年生なのですが、季節の移ろいの早さが本州とは大きく違いその差に興奮しています。
オホーツク海を一望できるオロンコ岩が好きなので自然収集によく行くのですが、ほんの1週間ちょっと足を運ばないだけで景色が変わっていました。

ゼンテイカ2.jpg
 
ゼンテイカ。前にオロンコ岩に行った時はまだ咲き掛けだったのに、もう枯れ始めていました。
毎日観察していないと色々な見ごろを逃してしまうと実感しました。

センダイハギ.jpg

オドリコソウ-y.jpg

ノハラムラサキ-y.jpg
 
センダイハギ。オドリコソウ。ノハラムラサキ。
ついこの前までは荒涼とした風景だったのに、今は緑と花の彩りが溢れ返っています。

ケイマフリ-y.jpg
 






















そして今度は海の方に目を向けてみると、遠くに浮かぶ黒い粒。なんだろ?とカメラを向けてみるとケイマフリでした。のんびりプカプカと浮かんでいます。
5月頭に初めてケイマフリを見てすっかり虜。
ちなみにケイマフリの英名「Spectacled Guillemot」の「Spectacled」は"眼鏡をかけた"という意味で、「Guillemot」は"ウミガラス"を指す言葉だそうです。
眼鏡をかけたウミガラス。確かに目の白い部分が眼鏡をかけているようないないような。

ウミウ-y.jpg
 
今度はオロンコ岩の壁を見てみると、ウミウのコロニーが。
雛が親に餌をねだる鳴き声が聞こえてきます。
微笑ましい姿が見えるけどすぐ近には、

オオセグロカモメ-y.jpg
 
オオセグロカモメの卵と思われる殻と羽が落ちていました。
孵化前か孵化後かは分かりませんが、新しい命の誕生もあれば、自然の掟の中で直ぐに命を落としてしまうんだなと、その厳しさの一部を目の当たりにしました。
その後しばらくボーっとしてさて帰ろうと後ろを振り返ると、

ヒガシニホントカゲ-y.jpg 

ヒガシニホントカゲがいました。
僕も寝転がってトカゲと一緒に陽に当たりないと、とりとめのないことを考えていたらいつの間にかいなくなっていました。
それではまた。
担当:山田

記事掲載日: 2020/12/04  カテゴリ: 知床自然情報