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今朝の心象風景(通い道編)

 往路は下り、復路は登坂。
往きは海見て、帰りは闇夜。


今朝も勾配のある通勤路を下りながら、
遠目にオホーツク海にかかる白い帯を確認。
"よしよし"と、確認し、
"ぶつぶつ"と、心の中で呟く。

「栄養塩が、今日も知床に融けにじんでんだ(※1)」
「今年のプランクトンは、去年の何倍だろうか?(※2)」
「知床を育む、白いヤツ!(※3)」

 

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          今朝のオホーツク海          センター隣のペレケ川(川面がだいぶ融けました)
 

闇夜を上れば、また明日は海を見下ろす通い道。

 

※1:オホーツク海に注ぎ込むアムール川流域は多くの原生林があります。アムール川の淡水には、多量の"栄養塩"が含まれていると言われています
※2:海が凍って、漂っているモノを流氷と呼んでいます。凍る際に沢山の植物プランクトンが閉じ込められたり、付着します。春、流氷が融け去る頃に植物プランクトンが大発生します。
※3:流氷のこと。流氷が運んできたプランクトンは、食物網の関係で森を育みます(一例:プランクトン→小魚→小魚を補食するモノ→サケの仲間→サケを食べる獣や鳥→生きものの死骸が土になる・・・)

 

(担当:イナバアヅサ)

記事掲載日: 2018/07/25  カテゴリ: 知床自然情報