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チャシコツ遺跡展(8月30日まで)~オホーツク文化を紐解こう!~

8月22日より、当館休憩コーナーにて「チャシコツ遺跡展」を開催しています。

ウトロの入り口の通称カメ岩は、アイヌ語で「チャシコツ・エト(砦のある・岬)」。
2005年には、北海道大学の調査によって、ヒグマの祭祀跡を中心とした遺跡が発見されました。
今回は、ヒグマの祭祀跡の復元や発掘された漁労の道具、矢じりなどを展示しています。
8月30日(月)まで。是非、ご来館ください。 

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〈オホーツ文化〉
寒冷な気候の北海道では、本州とは異なり、弥生文化ではなく縄文文化が長い間続きました。米の栽培に適した地でなかったこと、サケ・マスに加え、陸上・海洋共に獣が多く捕れたことなどが理由で、「続・縄文文化」という時代に突入します。
その後、独特の土器の模様から「擦文文化」と呼ばれる時代。繊細な織物・細工、神話の口承などが特徴のアイヌ文化へと移り変わります。
丁度、北海道内陸部で擦文文化期の頃、およそ5~10世紀にかけてオホーツク海沿岸にて「オホーツク文化」が栄えます。彼らの生活、民族の移動の経緯については詳しくわかっていませんが、海洋ほ乳類(アザラシやトド)や回遊魚(サケ・マス)などの漁労を中心とした生活をしていたようです。
解明のされていないことの多い「オホーツク文化」ですが、この発掘が少しでも歴史を紐解くきっかけになればと思っています。
 

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(担当:いなばあづさ)

 

記事掲載日: 2018/07/25  カテゴリ: NEWS