知床世界遺産センターホーム

HOME > 知床自然情報 > 雨上がりの戒め。

雨上がりの戒め。

ここ2~3日、曇天や雨が続いていました。
ようやく今朝からカラッと晴れ、強い日差しの中にもさわやかな風が感じられます。
少し前からセンター前のハマナスも満開です!

 

P6250003.JPG   P6250001.JPG

 

 

雨続きの日に、先人の「雨上がりの詩」を見つけました。

タイトル:有感 
作:山崎闇斎(江戸時代の神道家、思想家)
 
 そぞろに憶(おも)う 天光世塵を洗うを 雨過ぎて 四望さらに清新
 光風霽月(こうふうせいげつ) 今猶(な)ほ在り
 ただ欠く 胸中洒落の人
 訳)この雨は 天が人間の世の中の塵を洗ったような気がして、
   一雨サーッと過ぎた後 四方の眺めは一段と清新だ
   雨上がりの青葉を揺るがす風と 塵を洗った空の月は文字どうり光風霽月で
   今もあるが 
   さて そんな心の人は 最近全く見当たらない

  

ぼくらは、活動の中でエゾシカや外来種のセイヨウオオマルハナバチやオニアザミなどの駆除を行います。
崩れた自然のバランスを思っての事ですが、生き物の命を奪います。

道路沿いのシカに見つめられ、何だか努力の物足りない自分に、
普段の生活も見直すよう戒められた気がします。

 

(担当:いなばあづさ)

 

 

 

記事掲載日: 2018/07/25  カテゴリ: 知床自然情報