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かたよらない、知床を。

最近、流氷の上でジャンプしている人を見かけます。
「へぇー、流氷が薄くなったって聞くけど、結構頑丈なんだなあ・・・」としばしば感心しています。
一方で、昔の大きな流氷の塊の写真を見て知床を訪れた観光客は、
「最近の流氷は薄くてぺらぺらねっ」と。

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東北地方に住んでいたとき、よく生活や仕事でスノーシューやカンジキを使いました。先日、自然センター向かいのスキー・スノーシューコースが開いたので散策に出かけました。東北地方より緯度が高いためか、雪、サラサラ♪♪同じ雪国でも雪質、森の木々、野外での知恵・・・様々な違いがありますね。
冬の知床は、レンタカーやバスのツアーなどの移動手段を持っていないと満喫しずらいかもしれません。残念な声を聞くことも多い、今日この頃。
「冬の知床は何もないわね」と、言う声。

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現実には2つの種類があるといいます。

一つは、今実際に見たり聞いたりしている「感じることの出来る現実」。第一次的現実や暗黙知という言い方もあります。実際感じたこと、行動したことは不思議と言い表せない知恵になっていくようです。

もう一つは、本や見聞やテレビ・新聞などの情報から得た「情報からの思索・思想による知識」。第二次的現実や形式知とも言われます。先人の知恵を本で読んで共感したり、実際にはその場にいなかったけれど新聞を読んで「最近はひどい事件が多い」と憤りをおぼえたり。情報として得た知識を現実のようにとらえること。

もちろん、行動したこと、経験したことを本や情報で裏づけることはとても大切ですが、最近は、聞いた情報や、特にテレビが視覚にうったえる情報の影響がとても強いようです。イメージや過去の映像を自分の中で描き旅行をする、この景色は希望に沿わないと思いつつ旅行を終える方がいる。

 

是非、当センターや自然センター、森林センターや観光案内所、エコツアーのガイドさんを活用して、知床を少しでも体験体感していただきたいっ。
体験と情報をバランス、よく。

(担当:いなばあづさ)

記事掲載日: 2018/07/25  カテゴリ: 知床自然情報