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母の休息日。

8月。一番早く紅葉を感じさせる樹は「ダケカンバ」や「ケヤマハンノキ」だろう。深緑(ふかみどり)の木の葉が黄緑色にあせていく。
そんな紅葉の始まりを思い出しながら「羅臼湖」を歩いてきた。名もわからない小鳥たちがせわしく行きかっていた。そろそろ、ホシガラスもハイマツ帯の肌寒さに耐えかねて下山するころ。

 

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羅臼湖周辺の紅葉

紅葉も少し盛りを過ぎ、後は落葉するのみ。草紅葉(くさこうよう/くさもみじ)はもう少し楽しめるだろうか。
秋風が身にしみる。すでに来春の暖かくやわらかい風を想像してしまう。

  PA050110.JPG  二の沼②.JPG

 

母なる大地もしばらく休息の時期に入るのだ。
母なる大地は暖かく寛容だが、時にすざまじく厳しい表情を見せる。身にしみるような張り詰めた風に、初冬の兆しを感じた。

 

(担当:いなばあづさ)

 

記事掲載日: 2018/07/25  カテゴリ: 知床自然情報