のんびりしていたら季節にオイテケボリを食らいます。
知床は現在すでに秋の空気。急いで?周回記事up!
シーカヤック半島周回、岬を過ぎてウトロ側へ、その後。
予想外のガス、波。コンディションよくはなく、
避難するように小さな湾に上陸。
夏のウトロでも、濡れた身体は寒ささえ感じる。
急いで「漁師ガッパ」を羽織り、この日の行動、ここまで。
水の汲める場所を目指して進んでも、必ずしもたどりつくとは限らない。
万一水のとれない場所での野営になっても対応できるよう、多くの量を持って行動する。
荷の詰めるカヤックならでは。特性は大いに生かそう。
さて翌日、まだガスに包まれているが、波はない。出艇。
岩礁帯、
沖を回るのが危険なら、いっそ艇を引っ張り上げて運ぶ。
漕ぐこと、に、こだわりずぎず、柔軟に。
最大の難所というべき、ルシャが「出し風」で渡れないときは
タコ岩(ポロワタラ:アイヌ語で大きな岩)で待つ。
タキノ川~ウプシノッタ川の距離は長い。
しかし、ヒグマの高密度生息エリア。
気軽な上陸は避ける。
先日、半島のカヤック周回で、家族が帰ってこないと通報があり
捜索になるか、ならないかのところで、自力で帰着した利用者の方がいました。
帰着予定日を1日過ぎていた、との情報です。
北風では、ウトロ側はカヤックどころか大型の動力船さえ欠航する海。
強い南風は、羅臼に向かうことは困難、ルシャや岩尾別は強い出し風で漕いでも進めず、
沖に流されるようなことさえあります。
知床半島先端部では、携帯電話は通じません。
海岸線では無線も拾ってもらえないことがほとんどです。
必要に応じて衛星携帯電話を持参(レンタルサービスの利用)を検討してください。