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ヤブ・ラブ


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さて、以下は一週間ほど経ってしまいましたが
6/6~6/8 硫黄山~ルサ付近への様子。

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標高1,500m、稜線の野営。一晩中、強風にさらされテント外張ショックコードが切れてしまった。
朝3時台、爽やかな朝日と裏腹に、止まない北からの風で硫黄山には雲がべったり。

今日の目的地がそこでなくてよかった、と思うが

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ハイマツのこちらも十分地獄。

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見えているのに遠い、そのピーク。
ヤブ・ラブな人はワクワク?

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実は50年程前に登山道が作られたこのエリア。
「全日本登山体育大会」で、相当数による登山記録もあり。

今や藪化して、トレースを辿ることは不可能だが、
当時を偲ぶ、伐開跡が時おり姿を見せる。

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木登り、木渡り、木と木の間に転落。テン泊装備の荷が重くて起き上がるのも一苦労。
高度が下がるに従い、ツゲ、ダケカンバ、ササ。

知床のヤブは強靭です。

単純にもったいないので、新品のウエアを着ていくことはおススメしません。
装備はいつも悩ましいですね。

メンバー2名、3日間の損失------------------

テント外張り生地とショックコード
レインパンツ(ヤニと毛羽立ち)
長袖シャツ(ひっかけボロボロ)
ザック(一部破れ)
トレッキングポール片方(最後の10分で先端紛失)
軍手
ブヨ刺され20か所以上
などなど。




知床岬方面、知床半島先端部地区を目指すかたは
ルサフィールドハウスへ必ずお立ち寄りください。

GPSやスマホは便利ですが、
計画書、地形図をお持ちいただくと、より詳細なお話ができることが多いです。

今夏はイベントも企画しています。
ツイッター、ブログでお知らせしますので、まずは開館をお待ちあれ!

(知床財団イナバ)





 記事掲載日: 2021/06/20  カテゴリ: NEWS
   

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