新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、6月20日(日)まで休館しています。
日々の小さな情報やお知らせ用 ルサツイッター もありますのでご覧くださいね!
さて休館にめげず、5月末の羅臼相泊から知床岬方面の様子。
カモイウンベ河口から見える知床岳方面、
標高1,000m足らずの場所でも沢筋にはまだ雪が残る。
トレッキングならその「穴」を通り抜ける「メガネ岩」、
カヤックでは向かって右手、沖に突き出た岩々をかわさなければならなため、強い風を受ける難所となる。
この日は大潮。ペキン付近の岩礁帯が大きく干上がっていた。
ひとまず休もうと思うも、風が吹き止まず寒い。
岩棚の上、艇を引きずって移動し、再び漕ぎだす。
大潮・干潮のタイミングでフネを出そうとすると
しばしばこのような「岩礁の上をズルズル」の目に遭う。
カヤックは当然傷だらけ。
上等なフネをお使いのかたは覚悟のほどを。
5月や6月の半島、
いわゆる「春の長閑けさ」はない。
厳しいとわかっていて、恐いものみたさで来るのだが
咲く花の色にやはり安堵を得る。
---------------------
徒歩、カヤック、いずれも知床を味わう素晴らしい方法であり、
危険を伴うアクティビティです。
知床半島先端部地区を目指す方は
過去には死亡事故も起きています。
下調べと準備は怠らず、ルサフィールドハウスへ立ち寄ったうえで出発しましょう!
自由に移動できない時世ですが、この先、
みなさんに会えることを楽しみにしております。
(知床財団イナバ)