雨にあらず、霧と言うにはわりと濡れる、
そんな海霧を羅臼では「ジリ」と呼びますが
このところ北風だったり、ジリだったり
7月も半分となりましたが、しっとり肌寒く、気温20℃に満たない羅臼です。
お盆まであと一ヶ月。羅臼は
盆過ぎれば秋の海
彼岸(秋分)ではありません。8月の中旬、盆がひとつの目安です。
9月以降の沿岸は
「条件が悪すぎる、あるいは多く見積もっても厳しい」日が格段に増えます。利用の推奨はしません。
快晴でも海だけ悪い。
晴天でも、北寄りの風が吹けばウトロ側は海は荒れ、観光船も欠航が続きます。
青空につられて錯覚せず、海を観察してください。
干潮でも通過できない。
東からの風は、知床岬方面から波が向かうように押し寄せます。
羅臼の海岸線の岩礁帯では高波となり、
背丈を越える波が、あなたを襲います。
過去に高波で事故が発生しています。
救助は極めて困難です。
計画が思い込みにならないよう。
予定に縛られ過ぎず、無理や危険を感じたら行動は中止し、あるいは引き返しましょう。
先端部地区を目指すかたは、ルサフィールドハウスにお越しください。
毎週火曜日の休館日については、知床羅臼ビジターセンターでご質問をお受けいたします。
(知床財団イナバ)