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5月の洗礼


北海道にして35℃を超える記録的猛暑の数日、
羅臼もめずらしく生あたたかい日が続きました。

こんな日はシーカヤックと
休日朝イチ、漕ぎだしたものの

...、 さ・む・い・!!

水温約10℃の海上を吹いてくる風が
陸の熱気と同じわけはなく。

冷蔵庫のような、冷え冷えした空気に包まれた海の上、
濡れた手と足の冷たさを堪えつつひたすら次の上陸地点を目指すのでした。

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観音岩。
相泊が穏やかに見えても、ここは常に波が立つポイント。

潮位によっては狭い水路となり抜けられない。
悩むくらいなら、岩礁の外を漕いでしまえと思いがちだが

知床のシーカヤックは「沿岸を漕ぐ」のが鉄則。

波のある日も、ない日も、沖に出ないよう、
漁船、観光船、どの船よりも岸に近いところを漕いでください。

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知床半島先端部地区に砂浜はほぼないので、石浜への上陸。
画像は条件のいい、小さい丸石の浜。

鋭利な岩だらけの浜に上陸せざるを得ないことも多々。

カヤックの底は引きずり、傷だらけ、ときに穴もあく。
道具は耐久性のあるものを!

190529rusa_blog03.jpgのサムネール画像

トッカリ瀬を行くトレッカー(復路)。

この日は凪、潮位も低く穏やかだが、高波のときは豹変。
手前の岩すべて、ヒトの位置までも波が押し寄せ、水没する。

過去に事故も起きている。

半島は、岬方面へ行くほど戻るのが困難。
誰も助けてはくれない。引き留めもしてくれない。

波のある日ははじめから出発しない。危険を感じたら途中で引き返す。
自分の置かれている状況を、冷静に判断してください。


(知床財団イナバ)


 記事掲載日: 2019/09/20  カテゴリ: NEWS
   

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