④念仏岩(落差:約15m)

洞窟の上を高捲いていった先に落差があまりないものの垂直の壁が立ちはだかる箇所です。こちらも昨年と特に変わりはない状況でしたが、相変わらず足がかりの少なくロープの補助が欠かせない箇所になります。

高捲き箇所にはロープが設置されておりますが、こちらは長く更新された形跡がなく、基点も枯死木となっているため、使用は控えることをオススメします。
⑤カブト岩(落差:約100m)

約100mの急斜面が続く知床岬手前最後の難所です。トレッキングルートとなっている箇所が年々削れており、ゆっくりとではありますが次第に傾斜が増しております。

土砂と瓦礫がルート上に堆積しており、落石が非常に起きやすい状況にあります。利用の際は一人ずつ通過することをオススメします。
以上、高捲きの状況についてお伝えさせていただきした。次回は干潮時にのみ通行が可能な箇所についてお知らせいたします。
-おまけー

(念仏岩で迎える夕日)
環境省 羅臼自然保護官事務所