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2016知床岬(モイレウシ)
今年度も環境省による、知床半島先端部地区の巡視がおこなわれました。相泊から知床岬までの海岸線を、3日間歩いて往復します。毎年、岩盤崩落や土砂崩れが見られますが今年度は、危険個所であるモイレウシ南側でも大きな変化。2014年との比較、6月ほぼ同じ時期の撮影。下部の植生のはすべてなくなり、土だけの状態に。
下部は手がかりなし、一歩ごとに土に足をとられ難儀します。上部は相変わらずの脆い垂直の岩壁。確保にはロープ30m以上必要です。この変化により、以前に比べ高巻き通過に時間がかかるようになりました。雨の日ならドロドロ、滑ってさらに危険度は増すでしょう。パーティーでの行動の場合、ひとりずつの通過に時間がかかることも考慮して計画しましょう。この後、数回に分けて、今年度の巡視結果を掲載します。(知床財団イナバ)
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